9月30日は石引商店街でイベントが催され、暑さも和らいだ街中は久しぶりに大勢の人達で賑わった。
情熱を持った店主達が商店街を盛り立てようと企画し、落語や対談・演劇・生バンドと盛りだくさんの催物を、宣伝して回るちんどん屋も呼んだ。
当日のお薦め品を数日前に聞かれ、当店は数年前に作った事がある「びっきい万頭」を並べると応え、インスタに載せてもらった。
商店会館で眠りに就いていたびっきい人形を店の前に置くと、子供達が横に並び記念写真を撮るのを見て、娘が店主を横に立たせて写真を撮った。
当日の目玉商品の「びっきい万頭」と共に、店頭ケースに並べた生菓子も早々に売り切れた。
天気予報と店主の予測は度々外れ、「びっきい万頭」は並べた倍は売れていただろうと、とても残念だった。
近くの酒蔵がショップで売る品書きの横に「びっきい」の絵を描き、パン屋が「びっきいメロンパン」を売っていた。
石引のマスコットキャラクターとして誕生した「びっきい」は、やっぱり可愛いかった。
これからも活躍の場があるように頭を撫で、曇り模様に変わりゆく空を見上げて、店主と息子が元の居場所へ連れ帰った。
その後は案じた通り雨になり、最後にディキシーバンドの演奏を聴いた人々は三々五々に居なくなって、活気ある一日が終わった。。
「びっきい」誕生の頃は、元気も情熱もあったのにねぇ〜