OKAMIのぼやき

 

三代目の饅頭屋に嫁いで30数年、この中で結ばせて頂いた数々のご縁・・・
商売とはまるで縁のない家庭に育ち一つずつ教えられ今日が在る。
でも・・・これは?と云う思いがぼやきとなる。

『 紅 葉 狩 り・・・ 』

11月に入って秋らしい好天は数日、天気予報に傘マークが並ぶと気が滅入ります。 紅葉  
 
 そんな中11日(日)に町会のレクリェーションで丹波篠山(兵庫県但馬路)へ紅葉めぐりに行って来ました。
 早朝のバスに乗り込む時から怪しげな天気でしたが昼近くに到着の城下町篠山は霧雨で、人もまばらと思っていたらさすが都会に近い紅葉地!神戸や姫路ナンバーの自家用車や観光バスがずらりと並びビックリ.... 
 ガイドさんの話では「雨が降っているので去年来た時より自家用車は少ない。」との事、見所は点在しているものの町全体はこじんまりと散策には手頃な観光地でした。
 “丹波の黒豆”の旗が立ち並び、黒豆を使ったパンや餅が売られる所が目に留まる。研究熱心な人なら買って試食するだろうに店主は見て見ぬふり・・・ 紅葉   紅葉

 昼食後は旅の目的紅葉めぐりにバスで移動、細い道を走る事数十分で着いた所が瑞厳山(臨済宗)高源寺で、開祖が中国杭州の天目山から持ち帰ったと云われる天目楓が真っ赤に色付いて本当に綺麗でした。
 小雨に風も吹き始め、足元は滑りやすい石の階段が延々と続き高齢者が多い団体(私達ではありません!?)にはきつかったと思いますが、1週間先でも1週間後でもこの美しさは見られなかったでしょう。。

 次に行った永谷山(曹洞宗)円通寺では、小雨とは言え風も強くうす暗くなり先の登り道で懲りた人を残して行ったところ、境内を埋め尽くす緑、オレンジ、黄、赤の紅葉が鮮やかで鴨が泳ぐ池に落ち葉が浮かび晴れていればどんなにか壮観な眺めだったかと思いました。。
    
 お寺巡りをした御利益か帰ってから注文が....
 ここ数年、厄払いにお鏡を持って来なくてもよいと云う神社があると聞きますが、餅の始まりが神仏ヘの供え物と云われているので少し疑問に思いました。
 重ね餅の紅白の1個が残るので神社が処分に困るのが原因の一つとか?
 「お鏡を配っても....」と云われるお客様も多くなった今、昔の様に神社からお祓い後の重ね餅を返して貰い切って配って厄を担いでもらう事で本来の姿に戻れるのではと思ったりしています。
 人が神仏に参る姿は昔も今も変わらぬもの、世情が変わっても変えてはならないものもある様に思うこの頃です。。


一代ごとに新しい菓子を考えてる老舗の菓子屋があるって!


2012/11/19

高鼾の店主の寝顔を見ながら私はぼやく・・・

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